回線の種類と必要な機器

現状の回線の種別を領収書、契約書、電話会社等へ確認してください。 一般に、壁の電話引き込み口から2線(2本の線)で直接電話機につながっている場合はアナログ回線です。 電話引き込み口と電話機との間にTA(ターミナルアダプタ)がある場合はINS回線です。 光回線の場合、機器が光終端装置やルータが統合された機器になっている場合がある場合や光回線やINS回線がが交換機に直収する場合もあり、一目で回線の種類を判断するのが難しくなっております。契約書の確認、詳しくは電話業者に確認してください。

光回線の場合

IP電話の場合、光回線終端装置の出力が次のINS回線と同じ出力形式の場合には、INS回線と同様な接続になります。 光回線終端装置等にデジタル機器の拡張を行うST点があれば、TAをつなぎCTI信号がとれる可能性があります。 また、光回線終端装置、ルータのLANから「伝ノ助」につなぐことによりCTI信号がとりこめます。ただし機器によっては、電話業者の補助が必要な場合や、取り込めない場合があります。

TA(ターミナルアダプタ: ただし指定の機種)

TAとパソコンをRS−232CケーブルまたはUSBケーブルでつなぎます。 TAからパソコンへはCTI信号(発信者番号等)のみで、電話の切断等の信号はなく、主にポップアップ対応のみですが、機種によってはパソコンから電話のダイヤリングが行えます。 専用CTIボード パソコンに直接差すコールセンター等に用いるボードで、複数の電話回線を直接ボードに収納します。 CTI信号、電話の着信信号、プッシュボタン信号のほか、パソコンから発信、転送、切断等、電話機の機能を有します。 デジタル交換機 複数の電話回線を直接デジタル交換機に取込ます。 デジタル交換機と子機との間は、一般に4線等の専用の線でつながれ、専用のインタフェースを持っています。 CTIシステムは専用のCTIアダプタおよびソフトが必要です。 なお、デジタル交換機にデジタル機器の拡張をおこなうための「ST点」という端子(機種によっては工事が必要)があり、このST点とTAのST点をLANケーブルでつなぐことにより、TAからCTI信号が取り出せます。

アナログ回線の場合

アダプタまたはCTIアダプタといい、電話引き込み口と電話機との間にこの、CTIアダプタをつなぎ、CTIアダプタとパソコンをRS-232Cケーブルでつなぎます。

その他

ADSL回線 ADSLの場合、スプリッタから分岐し、電話機につながっている回線はアナログ回線です。 従って、スプリッタの機種にもよりますが、スプリッタと電話機との間にCTIアダプタをつなぐと理論的にはCTI信号が取り出せます。
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