はじめに

本説明は、CTIシステムの導入にするにあたってのCTIの基礎から一般的な知識ですが、ソフト開発会社の知識レベルのものであり、ハード、電気、通信の専門分野からみると、曖昧かつ不正確な面がありますことをあらかじめご了承願います。 弊社「smartCTI 伝ノ助」は自信と自負を持った製品で、ぜひお試し、導入をしていただきたいと思いますが、弊社製品にかかわらず、他社製品を含め、CTIの便利さ、良さ、使い勝手のよい製品の選び方を知っていただき、CTIソフトの選び方についての手助けになれば幸いです。

CTIシステムとは

CTIとは(Computer Telephony Integration System:電話とコンピュータの統合システム)の略です。 一般的には、電話がかかってきた際に、電話の着信音(呼出音)と同時にそのお客さま情報をコンピュータ(今ではパソコン、PCの呼び名方が一般的)に表示させるものです。 簡単にいうと、電話がかかってきたらパソコンの画面に「顧客情報表示」を行うシステムです。  携帯電話の場合には、電話番号と氏名ですが、パソコンですので、過去の応対内容、販売内容等、商売にとって重要かつ貴重な顧客情報も一緒に豊富に大容量で管理することができます。 1997年(平成9年)に「発信電話番号表示」のサービスを横浜、名古屋、福岡で試験提供され数ヶ月遅れで全国に提供されました。 これも「発信電話番号表示」というより「ナンバー・ディスプレイ」の呼び名が浸透しています。 1997年当時、電話機の液晶に相手の電話番号が表示することが画期的あり、まだコンピュータに顧客情報を表示させるものは、研究、開発中でした。 その翌年あたりに、タクシーの配車の受付で顧客情報をモニターに表示させる、CTIシステムができています。 電話がアナログからデジタルにかわり、コンピュータとの親和性が増し、いろいろな分野で電話とコンピュータが連動したCTIシステムが使われるようになっています。 個人の携帯電話では、相手が分かるのは当たり前の状態になりました。今では相手が分からない電話には出たくないものです。一方、職場の電話は相手が分からないのが当たり前で疑問を持たない人が多数です。 電話番号が表示され、相手が事前に分かれば、適切な対応、心構えができます。 携帯電話では当たり前のことを、職場の電話でもこのCTI機能で実現したいものです。
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